2010年03月04日

円熟製品の自転車のデザイン進化

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我が国の国民あたりの自転車保有台数は世界有数だとか? 確かに駅の周りには自転車が所狭しと駐輪されているし、町の至る所に自転車が存在する。ひとり1台ではなく数台も所有する人もいる。

自転車の生まれたのはドイツかフランスかイギリスか(?)、、、ともかく19世紀の前半に足でけったりペダルで漕ぐ(動力とする)人力2輪車がうまれてから約200年。日本において自転車は日用品として扱われてひさしい。

ホームセンターでは数千円から自転車が売られているが、一方では数十万円、はては100万円を超えるような高額な自転車もある。最近の健康志向から、自転車は再び脚光をあびて、フィットネスとかスポーツとして自転車を求める人が後を絶たない。

1台数千円の自転車ばかりでは産業として成り立たないのは容易に予想できるから、やはりスポーツ自転車として数万円から十数万円の価格帯の自転車が産業を支えているのは想像に難くない。

そんなスポーツ向け自転車を見てみると、まだまだ新しい技術や素材が採用されて自転車自体が進化しているのだと思えてくる。

写真は、(左)スポーツ自転車の中でも歴史の長いスティール(鉄鋼材)フレームの自転車と(右)新素材の(アルミ+カーボンハイブリッド)自転車の前輪フォーク部分だ。

自転車200年の歴史を集大成したような美しいスティール材の細くしなやかそうなフレームと新素材のいかにもハイテクな感じのフレームの対比がよく分る。

方や一般的な素材(鉄鋼材)をこれまでの長い経験と技術に裏打ちされて美しさと機能を合致させる美しいカーブ(機能デザイン)が印象的だし、、、、片方はコンピュータ解析や3D設計などの最新技術と新素材の製造技術を駆使した結果のデザインである事が分る。

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たかが自転車、されど自転車である。 21世に入っても自転車は成熟製品でありながら、また最新テクノロジーを反映させられる発展的製品なのだ。

それにしても伝統的な技術とデザインで培われた鉄鋼(クロモリ)フレームの自転車は美しいですね。
テクノロジーと新素材の採用と空力を最優先にした最近のコテコテの自転車は好きになれません(爆)
 
posted by mi at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン研究室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする