2008年06月13日

1300年の時を超えた造形美

002.jpg
東京上野で開かれていた"藥師寺展"が終わった。

5月の始めに観覧したのだが、ちょうどGWの最中で平日ではあったが、長蛇の列に加わっての観覧だった。

すごい人だった。

人気の日光・月光の両菩薩像のまえには人だかりが出来ている。
少しづつ前に移動しながら、ようやくご対面できた。
思い返せば中学の修学旅行で薬師寺に訪れて以来の再会だ。
35年は経ってるかな...。こちらは紅顔の少年から白いものが混じった中高年に変わり果てたが、両菩薩ともにあの日のまま黒く光る妖艶なお姿のままである。

今は無き高田好胤貫首さんが軽妙な法話をくださり、そのあと対面した両菩薩のあまりにも美しいお姿にふれて、一度で薬師寺のファンになったのだ。
当時は西塔はなく、柱の礎石のみが残されていた。金堂も大分くたびれていて、かすかな記憶だが昭和の大修理に入っていて外観には足場が掛っていた様な記憶があり(記憶が確かでなく、修理中だったのは北側の大講堂だったかも?)工事中の無味乾燥な外観の中においでになった薬師寺三尊との対面はかなり強烈な記憶だった。

それから35年の月日が流れた。

相手は1300年を超えて今なお美しい姿だが、こちらは35年の時間で大分疲れた(笑)

15歳までに出会った、仏像の数などわずかだが、それまでの仏様とは違って、美しく黒い輝き、今にも動き出しそうな腰をくねらせた両菩薩の躍動感に心を震わせた。その両菩薩様の後ろ姿を見る事が出来ると知って、どうしても今回見たかったのだ。

その後ろ姿にまた、また、虜になった。正面の姿も麗しいけど、その後ろ姿のなんと端正なこと!おもわずおんぶして欲しくなるような、包容力のある慈愛のあふれた後ろ姿だった。


posted by mi at 15:14| ☁| Comment(0) | デザイン日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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