
当日の楽しみは、デザインプロデューサーである木全賢(きまた けん)さんの基調講演でした。 テーマは『Be to Beビジネスで使えるデザイン戦略』...
木全さんは、自分とほぼ同じ世代でプロダクトデザインから、V.i.、C.I.等のシステムデザイン、さらには商品開発の現場での経験を生かして現在デザインコーディネイトやプロデューサーをされていて、同じデザイナーの目線でどのように企業と相対しているのか興味があったからです。
もちろん講演自体は、企業の商品開発や販売促進などを担当している方々を対象としていますが、地域で活動する僕らデザイナーやクリエイター達も”地域産業デザイン力育成支援事業”のサポートスタッフとして参加していますので半分は主催者側のようなスタンスです。
講演をお聞きして思ったのは、デザイナーとして要点をハッキリさせて情報を伝える事(プレゼンテーション)の大切さと、、、B to B、B to Cに限らずデザインの役割は物事の始まりからその結果(終了)までの目標と道筋を計画し実行する戦略なのだということを再確認したことでした。
地方にあっては、デザイナーの役割は商品開発デザインや販売促進のツールのデザインなどの限られた行程でのエキスパートと思われがちですが、経験を積んだデザイナーなら企業のイメージアップから、社内啓発、技術を生かした製品開発、商品の販促まで幅広くコーディネイトする事が可能です。
人が物やサービスを欲しいと思う時にそこには、必ず消費者ひとりひとりの頭の中にその”欲しいものに対する価値と満足感”を想像し記憶させているのです。その”価値と満足感”を如何に消費者に伝えるかを具現化するのがデザインだと言えます。ですからこの部分をないがしろにしてしまえば、その企業の物もサービスも消費者から振り返ってもらえない事になりますね。
人の欲求を掘り起こし、満足感を想像させ、それを頭の中に刻み込ませる戦略が必要でそれを実現する戦術=デザインのチカラ、、、と言えます。
当社でも次のようなお手伝いが出来ます。 ★企業イメージアップ(V.I.やC.I.の活用) ★商品イメージアップ(パッケージ、ロゴマーク) ★販売促進(印刷物企画、WEBコンテンツ) |
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