2010年09月30日

企業の活動にデザイン戦略は不可欠

9月28日に栃木県・地域産業デザイン力育成支援事業「デザインビズセミナー」が開催され、参加してきました。
 
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当日の楽しみは、デザインプロデューサーである木全賢(きまた けん)さんの基調講演でした。 テーマは『Be to Beビジネスで使えるデザイン戦略』...

木全さんは、自分とほぼ同じ世代でプロダクトデザインから、V.i.、C.I.等のシステムデザイン、さらには商品開発の現場での経験を生かして現在デザインコーディネイトやプロデューサーをされていて、同じデザイナーの目線でどのように企業と相対しているのか興味があったからです。

もちろん講演自体は、企業の商品開発や販売促進などを担当している方々を対象としていますが、地域で活動する僕らデザイナーやクリエイター達も”地域産業デザイン力育成支援事業”のサポートスタッフとして参加していますので半分は主催者側のようなスタンスです。

講演をお聞きして思ったのは、デザイナーとして要点をハッキリさせて情報を伝える事(プレゼンテーション)の大切さと、、、B to B、B to Cに限らずデザインの役割は物事の始まりからその結果(終了)までの目標と道筋を計画し実行する戦略なのだということを再確認したことでした。
 
地方にあっては、デザイナーの役割は商品開発デザインや販売促進のツールのデザインなどの限られた行程でのエキスパートと思われがちですが、経験を積んだデザイナーなら企業のイメージアップから、社内啓発、技術を生かした製品開発、商品の販促まで幅広くコーディネイトする事が可能です。

人が物やサービスを欲しいと思う時にそこには、必ず消費者ひとりひとりの頭の中にその”欲しいものに対する価値と満足感”を想像し記憶させているのです。その”価値と満足感”を如何に消費者に伝えるかを具現化するのがデザインだと言えます。ですからこの部分をないがしろにしてしまえば、その企業の物もサービスも消費者から振り返ってもらえない事になりますね。
 
人の欲求を掘り起こし、満足感を想像させ、それを頭の中に刻み込ませる戦略が必要でそれを実現する戦術=デザインのチカラ、、、と言えます。

当社でも次のようなお手伝いが出来ます。

★企業イメージアップ(V.I.やC.I.の活用)

★商品イメージアップ(パッケージ、ロゴマーク)

★販売促進(印刷物企画、WEBコンテンツ)
 
気になる事がありましたら、お気軽にご相談下さい!
 
posted by mi at 14:08| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン研究室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月04日

円熟製品の自転車のデザイン進化

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我が国の国民あたりの自転車保有台数は世界有数だとか? 確かに駅の周りには自転車が所狭しと駐輪されているし、町の至る所に自転車が存在する。ひとり1台ではなく数台も所有する人もいる。

自転車の生まれたのはドイツかフランスかイギリスか(?)、、、ともかく19世紀の前半に足でけったりペダルで漕ぐ(動力とする)人力2輪車がうまれてから約200年。日本において自転車は日用品として扱われてひさしい。

ホームセンターでは数千円から自転車が売られているが、一方では数十万円、はては100万円を超えるような高額な自転車もある。最近の健康志向から、自転車は再び脚光をあびて、フィットネスとかスポーツとして自転車を求める人が後を絶たない。

1台数千円の自転車ばかりでは産業として成り立たないのは容易に予想できるから、やはりスポーツ自転車として数万円から十数万円の価格帯の自転車が産業を支えているのは想像に難くない。

そんなスポーツ向け自転車を見てみると、まだまだ新しい技術や素材が採用されて自転車自体が進化しているのだと思えてくる。

写真は、(左)スポーツ自転車の中でも歴史の長いスティール(鉄鋼材)フレームの自転車と(右)新素材の(アルミ+カーボンハイブリッド)自転車の前輪フォーク部分だ。

自転車200年の歴史を集大成したような美しいスティール材の細くしなやかそうなフレームと新素材のいかにもハイテクな感じのフレームの対比がよく分る。

方や一般的な素材(鉄鋼材)をこれまでの長い経験と技術に裏打ちされて美しさと機能を合致させる美しいカーブ(機能デザイン)が印象的だし、、、、片方はコンピュータ解析や3D設計などの最新技術と新素材の製造技術を駆使した結果のデザインである事が分る。

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たかが自転車、されど自転車である。 21世に入っても自転車は成熟製品でありながら、また最新テクノロジーを反映させられる発展的製品なのだ。

それにしても伝統的な技術とデザインで培われた鉄鋼(クロモリ)フレームの自転車は美しいですね。
テクノロジーと新素材の採用と空力を最優先にした最近のコテコテの自転車は好きになれません(爆)
 
posted by mi at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン研究室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする